【石に願いを*ハグストーン第二弾】こんどのハグはイスラエルから
- 2025年2月21日
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妖精・精霊・ドルイド・世界樹・・・古代ヨーロッパ各地のハグストーン伝承
ハグストーンストーリー第二弾。 前回はイングランドはノーフォーク、北海の産。 今回はイスラエル、テルアビブ近郊の地中海よりやってきました。 ちょっぴりちいさめ、ペンダントトップサイズです。

イスラエル・地中海沿岸のハグストーン(砂岩)
こちらは前回のハグストーン。 色も形も質感も、鉱物そのものが異なるイギリス・ノーフォーク産。

ケイ酸塩鉱物・チャートの一種、フリントのようです。
ハグストーン。 見た目はどこにでも落ちていそうな小石なのです。 ただ、人の手によらぬ穴があいている。 打ち寄せる波や止めどがない流水が、時間をかけて穿ったのです。 特別な輝きも色もない、小石なのです。 海辺、川辺、自然の風化作用の大きい石灰岩や砂岩の地域でみつかります。 異なる地域で異なる石質で見つかる孔あき石に 民族・言語違えど同じような魔除け、願掛け、異世界との交感の物語が詠まれたのです。 ・・・不思議ですね。 ハグストーンが見つかるところどころに、それぞれのハグストーンストーリー。
今回はそれをまとめてみます。
ハグストーンの歴史と伝承
1. イギリス、スコットランド
「この石を覗くと妖精や精霊の姿が見える」と言われ、魔女や邪悪な霊を防ぐ力があると信じられてきました。 シャーマンや占い師が儀式で使用したこともあります。 また農民は家畜を守るために納屋につるしたり、漁師は船に持ち込んで航海の安全を祈ったりしました。
2. 古代ローマやケルト文化
ローマ帝国以前にガリア、ブリテン、アイルランド各地にあったケルト文化圏で信仰・法律・医術の指導者であったドルイド僧。 彼らはヤドリギや樫の木を神聖視しましたが、同様にハグストーンも「神秘の石」として崇拝し、儀式や呪術に用いたとされます。 ローマ時代には「病気や悪霊を遠ざける力がある」と考えられ、身につけたり家に飾ったりする風習がありました。
これらが継承ではなく独自の道筋をたどった風習だったというのなら、そこに事柄の同一性を見られることはとても興味深いと思うのです。
3. スラブや北欧の伝承
スラブ民族の間では、ハグストーンは蛇が作った石「アダーストーン」とよばれ、特別な癒やしの力があると考えられていました。 北欧神話では「世界樹ユグドラシルの根元にある神秘の石」と関連づけられることもあるそうです。
ハグストーンの使い方
1. 魔除け・お守り
・ペンダントやブレスレットにして身につける ・玄関や窓辺につるして家を守る
2.透かして未来や精霊を見る
・穴を覗くと妖精が見えるという伝説があり、スピリチュアルな儀式で使用される。 ・占いや瞑想に活用すれば直感を高められるとするところもあります。
3.願掛けやヒーリング
・願いを込めて川や海に戻すと、自然の力でそれが叶うという風俗 ・手で握りしめれば心を落ち着けることができるというグラウンディング、あるいはセルフスージングの効果。 これは一般的に触覚を通じて心を落ち着かせる行為、心理学的に「感覚調整」にあたるようです。 ハグストーンがよく見つかる地域
*イギリス・サセックスやコーンウォールの海岸 *スコットランドの島々(へぷりディーズ諸島など) *フランス・ノルマンディー地方 *デンマークやスカンジナビア地域の氷河期の影響が残る海岸 *アメリカ東海岸、五大湖周辺の川岸や湖岸 *ギリシャ、イタリアの海岸にある石灰岩の洞窟や岩場 *波の浸食が激しい日本海側沿岸、瀬戸内海 そう、日本にもあるんです。ただ、日本には文化としてハグストーンが広まっているわけではないのですね。
鉱物としてのハグストーン
*主に石灰岩、砂岩、火成岩(玄武岩など) *穴の形成は化学的風化(酸性雨や炭酸水による溶解)、物理的浸食(波や川の流れなど)による
石に神性をみた訳
ハグストーンに限らず、なんで石を拝む、って 不思議に思ったことはありませんか? 「世界シンボル事典(大修館書店)」(リンクはアマゾンでの販売ページ)に興味深い一節がありましてね、 石は地にあったものでなくて、天から落ちてきたもの。 天がまず石をおとして、そこにカミサマが降りてきた。 言い方をかえると、カミサマが地に降り立つために、石を落としてきた、という超古代の概念があるそうで 石を拝むというのはそこに立っている、あるいはそれを地上の住処とし棲んでいるカミサマを拝むということなのです。 そして神殿とする石は原石でなければならず人の手がはいった切石としてはならないということ。 なるほどー。 天から降る石って・・・・隕石だとか、彗星だとかを想像しますが、過去には今よりたくさん見られたんだろうか。 それともこの地上が天の星々と同じように、天空にあるもののひとつだと、直感していたんだろうか。
事典の上での石の解説は小さな文字で数ページにわたり、3度遡らなければ理解できないところもあるほどで、 上に紹介したのは上澄みにもなりませんが、なんでこんな普通の石ころが?と、ややもすれば冷めたことも言ってしまいそうなところ 紐解かれた物語を読むに付け、 人のロマンって豊かだよなと、思い直すのです。
砂岩ハグストーンのペンダント
今回届いたハグストーンは身につけるのにぴったりなサイズ。 いくつかアクセサリーに仕立ててみましたのでごらん下さい。







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