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出雲民芸紙・「出雲雲紙」の空気感をアクセサリーに活かす

  • 執筆者の写真: dolpy
    dolpy
  • 2019年7月10日
  • 読了時間: 3分

人間国宝、安部榮四郎氏による雁皮和紙

  5月に訪れた松江市。432号線を意宇川沿いにさかのぼり、 その山間にある八雲町に「安部榮四郎記念館」があります。 日本各地にはその地名を冠したすばらしい和紙が多くありますが、 ここも和紙の逸品、「出雲民芸紙」の生まれたところなのです。

  和紙の原料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)が有名ですが、 ここ出雲民芸紙の最大の特徴は「雁皮紙」にあるそうです。 独特の光沢と渋み、変色せず、虫や水にも強い。 墨との相性がよく、その道の匠たちの称賛を得ました。 海外のアーティストも出雲紙との出会いの喜びを寄せています。

雁皮紙自体は平安の古より存在しますが 島根半島に自生する雁皮を用い、その風合いをあますことなく手すきし、 芸術の域に仕上げたのが安部氏です。 安部榮四郎記念館の案内係の女性は、和紙への造詣が深く、 工法や紙の比較から地域の話題まで どんな質問にもにこやかに、わかりやすく答えてくださいました。

八雲立つ風景をすき込んだ出雲雲紙

  もっとも特徴的な図案として、多色和紙をすき込んだ雲が重なるものがあります。 この図案はもちろんやろうと思えばどこの和紙工房でもできるものですが、 安部氏への敬意として、「雲柄は出雲」とし、オリジナルを保っているのだそうです。 職人さんたちの心意気ですね。

出雲民芸紙

出雲雲紙をアクセサリーに応用する

  上の画像、すみっこのフレームは、アクリルの白いパーツにグリーンの雲紙をちぎりながら貼り付けて コーティング仕上げしたものです。微妙なグリーンが際立ってきます。

  紙はとても強く、ぐいぐい押してベースの細工に沿わせることができます。 あまり画像がよくありません・・・・。(^^; ユニークな色合いと質感のパーツが出来上がりました。 インドネシアのバティックのようです。 それも近代の鮮やかなデザインのものではなく、 人々が生活の中に取り入れてきた、古いバティックの色合いです。 バリの人たちが腰に巻くバティックは、お土産物屋さんの派手なものではなく、 けっこう地味・・・・あたりの草や木の色なんですよね。。。。

ワヤン 影絵

  真鍮のフレームを雲紙でくるみ、そこにヴィンテージのガラスカボションを入れてみました。。

出雲民芸紙をつかったネックレス

  あわせたのはグリーンのアベンチュリンクオーツとカルセドニー、 タッセルは黒っぽく見えますが、鳥の尾羽で虹色が浮かぶものです。 チェーンはシルバーに近い金。 ふわっとしたエアリーな和紙のベースに蝶が様々な光と陰影で浮かんできます。 これまでいろいろなベースにカボションを入れてきましたが、独特の空気感なのです。

出雲民芸紙をつかったネックレス
出雲民芸紙をつかったネックレス

  安部榮四郎記念館には地元のクリエーターのハンドメイドアクセサリーがたくさんあり、 とても参考になりました。 深いブルーグリーンのヘアゴムを一本、もとめてきました。  山陰観光の穴場、、、かもしれませんよ。 こころなごむスペースです。

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