東京 浅草一丁目一番地・神谷バー
- 2018年7月28日
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昭和レトロのアナログスペース 浅草・神谷バー
浅草は神谷バー。 おひとりさま2杯まで(夫、若かりし頃の話)という酒、「電気ブラン」とは?
想像した。電気→合成→密造酒→怪しい・・・・。 違った。 浅草一丁目一番地一号のランドマークになる老舗酒場。 このところ、どんどん狭くなっているパーソナルスペースなんて、ここには無縁じゃないかと思う。 大きなテーブルに知らない者同士が同席する。 老若男女問わず、それぞれ旨い酒と旨い料理を前にして談笑している。 実際、わたしたちのとなりはかなり年かさのご夫婦だった。 明るいスペース。ありがちなBGMもなし。 注文は「食券」で。 最初は入り口のカウンターで購入し、追加注文はテーブルで行う。

さて、その電気ブラン。 ショットグラスにたっぷり注がれた、まったり濃い琥珀色の液体が水のグラスといっしょに供された。
口に少しつけただけで、ぶわぁっと蒸発する感じのアルコール! これをちびるようにゆっくりいただくのだ。 ゆっくり。 だから時間もゆっくりになり、談笑もできる。 つまみはすこしでいい。 半分ほどになると、グラスの水を足して割る。 こんどは酒の旨味がぐっと感じられる。 少し甘い。 ブランというのはブランデーのことなのだそうだ。 高級でなかなか手の出ないブランデーを大衆も楽しめるようにしたブランデー風、といったところか。 画像、手にしているのが電気ブラン。 サクランボ乗せは電気ブランサワー。 その奥のワイングラスは「ハチブドー酒白」。 「ハチブドー酒」は甘く、ポートワインを思い起こさせる。
人同士が「語り合う」という言葉がここには似合う気がした。 隙あらばスマホの向こうに目を向ける娘たちも、 まったく、それを忘れているかのようだった。
店の表に電気ブランもハチブドー酒も販売していた。 お土産に、買い求める。 瓶の裏の文言はちょっとした酒の物語。ゆっくり読むのは おすすめだ。 「夢のカクテール」と呼ぶのはそれだけで浪漫を感じさせる。 電気ブランの「電気」とは、目新しいものの象徴として選んだ言葉で、 電気分解して合成した、というようなものじゃないことも分かった(ナルホド・・・)。 それはなにか、ほほえましく、当時の人々の純情を感じた。







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